リスクモンスターは12月1日、第4回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査結果を発表した。調査は10月25日~26日、全国の20~59歳の有職者男女を対象にインターネットで実施され、800の有効回答を得た。

メガバンク3社の躍進

前回との比較では上位2社に変動はなかったが、3~10位の企業においてはすべての企業が前回からランクアップとなった。製造業では、パナソニック(前回25位→8位)が躍進する一方、ソニー(前回11位→今回17位)がランクダウンするなど、直近期の業績により大きく明暗が分かれる結果となった。

また、三菱東京UFJ銀行(前回5位→今回3位)を筆頭に、みずほ銀行(前回43位→今回11位)、三井住友銀行(前回20位→今回13位)と好調な業績を背景にメガバンク3社の躍進が目立った。

化学工業の女性、総合商社や広告業の男性が人気

結婚相手の勤め先として望む会社を男女別に集計したところ、全体でのランキングトップの「トヨタ自動車」、2位の「全日本空輸(ANA)」は、男女別においても1位2位を占めており、高い人気を有していることが特徴として見られた。

3位以下については男女で異なる傾向が見られ、男性が結婚相手の女性に望む勤務先としては銀行や化粧品メーカーなどの化学工業が目立つのに対して、女性が結婚相手の男性に望む勤務先としては、総合商社や広告業が目立つ結果となった。「男性が妻の職場として給与や福利厚生などが充実している銀行を選択しているということは、結婚後の安定した収入源として期待しているからではないでしょうか」と調査では分析している。

安定、高収入、待遇を重視

結婚相手の勤める企業に対して重視するイメージでは、「安定している」「給料がよい」「社員を大切にする」が前回に引き続き上位として挙がり、「国内転勤が少ない」「海外転勤が少ない」「世界的に活動している」といった地域的な勤務環境に関するイメージは、前回同様に重視されにくい結果となった。また、「退職金や年金がよい」(前回8位→今回11位)の低下は、年金に対する期待の低下が反映されたものと捉えることができる。

男女別の結果においては、男性よりも女性の方が、「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」「退職金や年金がよい」といった生活に直結する項目に回答が集中している傾向が見受けられた一方で、男性が妻の職場に対して望んでいる「子育て支援が充実」「残業が少ない」といった項目は、女性としては夫の職場に対してさほど望んでいないことが浮き彫りに。「子育てについて男性を当てにしていないことが反映された結果となった」と同社。

2014/12/1  マイナビニュースより